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坂本進二の 親ばか日記
昨年誕生した娘の初節句を迎え、我が家にも『おひなさま』がやってきました。2月の中旬に両親の全面的なバックアップを得て購入したのです。
男の私は、「別に何でもいい」と思っていましたが、妻と母は着合いが入っており、私の休日に買いに行くことになりました。お店の中ではずらりと並んだ人形の前にただため息をつくばかり。「7段飾り」は最初から検討外だったので、「木目込飾り」(木製で笑顔の一段飾りのお人形)が可愛らしくていいかな、と見ておりましたが、店員さんの「娘さんの分身です。お嫁さんに行く時に持たせてあげてください」の一言にやられてしまい、「衣裳着親王飾り」(鮮やかな衣裳をまとい、一体ごとに目の表情や顔が違う)を見ているうちに気持ちが移ってしまいました。そこから考えること1時間。ようやく私と妻の意見の合う「衣裳着親王飾り」を見つけ、それを購入することになりました。
お店のサービスで、記念写真を撮っていただけるとのことでしたが、折悪しく娘が突発性発疹にかかっており、とても撮影できる状態ではなかったのが残念でした。そんな親の思いを知ってか知らずか、初節句となった3月3日は上機嫌で、家族一同喜びに包まれていました。その後「少しくらいお嫁に行くのが遅れてもいいだろう」という私の勝手な思惑もあって、3月3日を過ぎた今でも人形を飾っております。娘が自分で飾って喜ぶ日が来るまで大切にしようと思います。
「不肖の店長」春海靖人の 『まごころについて』
実は年末以上に多忙な1月〜3月。娼獗を極めたインフルエンザに社員が次々と倒れ伏すなか、私の方は寝込むこともなく、この激動のシーズンを乗り切りつつあります。周囲の「憎まれっ子、世にはばかる」という目に対し、「日頃の健康管理のなせるワザ」とうそぶく私ですが、「あ〜ら、そのわりには不殺生の塊のようなその体型はなァに?」という声も聞こえてきたりして、ついに先日、人間ドックに行ってまいりました。同行は、同期入社の野々宮スタッフと下村耕一先輩であります。
結果は、同行の二人は問題なし。ことに下村大兄に至っては、「こんなに健康な40歳は見たことがない」と検診医からのお墨付き。休日にはサーフィンをたしなみ、日常生活でもジョギングや水泳を怠らない(仕事を終えた夜の9時とか10時とかからですよ。信じられますかみなさん!?)。大兄らしい鉄人ぶりが証明されたのでありました。私の方は予想通り肥満に関しての注意、お叱り、指導を受け、神妙に頭を垂れながらクリニックを後にしました。
さて、今回の検診は野々宮スタッフのお膳立てでした。「検診に行こう」なんて言われると、「おう、行こう行こう。そのうちに・・・」などと永久に実現しない約束をするのが得意な私をよく知る彼は、当店定休日にあわせて予約を入れ、書類を取り寄せ、自身もその日に代休をとって一緒に受診のうえ、送り迎えまでしてくれたのであります。あまつさえ、検診の2日前には、「前日の検便を忘れるなよ」という親切な助言まで与えてくれました。検診後は下村先輩が登場。「よし、春海君。一緒にプールへ泳ぎに行こう!」とのお誘いに、「あ、ぜひお願いします。そのうちに・・・」と苦しい言い逃れをしていた私ですが、「海パン用意しときよ」と、これもきっちり釘を刺されております。
「う〜ん参ったな」と考えかけた私は、ハタと気がつきました。肉親ならぬ身のこの2人が、私という人間に対してここまで心を砕いてくれていることに感謝できなければ、私はバカ野郎だと。馬鹿は暗愚とも言われます。暗闇の愚かな心に光を与えてくれるのがこのような人たちの「まごころ」でありましょう。折りしも卒業式の季節。「仰げば尊し我が師の恩〜♪」という歌声が聞こえてきます。学生時代の師はもとより、友人や同僚や多くのお客様のご恩に応えるいかなる言葉も今は思い浮かびません。浅学非才な自分を恥じつつも私がそれらの人々に報いることができるとすれな、誠実な心と健康な身体を持った人間になることかと考えます。4月で入社15年目を迎えます。これからもお世話になります。皆様よろしくお願い申しあげます。
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