■ 土佐の果物 香るジャム / もぎたてを追求する 浜幸さん
「かんざし」や「土佐の日曜市」で知られる浜幸さん。お土産や贈答品として見かける機会も多いかと思いますが、そのお菓子や素材となる果物に対して、どれだけの情熱を注がれているかご存じでしょうか。
「かんざし」に用いられるホイルに包んで焼く製法はなんと日本初のものであり、全国に先駆けて浜幸さんが開発したもの。また、果物のもぎたてのおいしさを追求し、エキスの抽出においては製法特許も取得されています。それによってゼリーやジャムの果実感、みずみずしさが実現されているんだそう。
愛情と熱意を持ってお菓子や果物と向き合う浜幸さん。そのままでおいしいお菓子たちも、その背景を知るとまた一段と味わい深いものになるのではないでしょうか。「かんざし」を製造する工場では見学も受け付けているそうなので、興味のある方はお問い合わせしてみてくださいね。

株式会社 浜幸
果樹園工房 生産管理 次長
尾藤 仁信さんより
果樹園に囲まれた場所で、果物を加工したお菓子を作りたいという想いで、浜幸のお菓子工場をリゾートホテル海辺の果樹園の地下に作りました。高知の果物も可能な限り使用し、地産地消、地産外商にも取り組み高知県のお役に少しでもたてるように取組んでおります。浜幸の代表菓子のかんざしも果樹園工房で作っており、純信和尚とお馬さんの恋の物語の甘酸っぱさを表現するのにも、高知の特産であるユズを使っています。浜幸のメイン商品のかんざしを製造している所の工場見学も予約受け付けております。

香るジャムは高知県産の果物を使用し、無着色・無香料で製造しております。香料を入れずに自然の香りを出す為に香り成分の宝庫である皮をふんだんに使用し、ジャムの風味を損なう加熱処理も極力控え、室戸の海洋深層水を使用し果物のえぐみを取った、すっきりとみずみずしいジャムに仕上げております。種類は6種類有り、高知特産の小夏、高知の県花でもある山桃、さわやかな酸味のすもも、濃厚な味わいの黒ぶどう、高知の代表的柑橘の文旦、高知が日本一の収穫量の柚子とそれぞれ特徴のある味に仕上げております。