■ 土佐のぶしみそ / 文化とおいしさを後世へ 竹内商店さん
竹内商店さんは1947年創業の老舗鰹節屋さん。「土佐節発祥の地」であり、鰹と縁が深い高知県土佐市宇佐町から、日本の伝統的な食品である鰹節を全国へ発信し、その味と文化を後世に伝えていくことが企業理念となっているそう。
竹内商店さんが何よりこだわっているのが「本枯節」を作り続けるというもの。本枯節は完成までに6ヶ月間を要することと、カビを使って旨味を引き出す発酵技術が特徴で、鰹節作りにおける叡知と複雑な技法が詰まっています。品質の良い鰹節を作るために、日々試行錯誤を繰り返されており、日本人としての味覚・食文化の基本「旨味」を後世に残していきたいとのこと。

竹内商店さんより
土佐のぶしみその紹介と
これからの活動について
2018年10月から販売開始し、「にっぽんの宝物 2018年度高知大会調理部門 準グランプリ」「フード・アクション・ニッポン アワード2019」を受賞。そして、2020年11月に開催された「高知家のうまいもの大賞」で3冠達成。わずか1年と1か月。 かつお生節と宗田節だしをブレンドして作った高知ならでは、かつお節屋ならではの味噌。、ダシに使った宗田節はミキサーで粉砕し、ダシと一緒にブレンドするため、一層深みのある味噌に仕上がっており、製造工程における無駄が一切ありません。 化学調味料、保存料、着色料は未使用ですので、食の安全にも配慮しております。生節の歯ごたえも残っており、ありとあらゆる場面で活躍する味噌です。おすすめの食べ方としましては、おにぎりに塗って焼きおにぎりにしたり、そのままお湯に溶かしてお味噌汁にしたり、おかゆやおじやなどに混ぜてもおいしくお召し上がりいただけます。
高知県内で鰹節を製造している会社は今では3社のみとなってしまいました。一昔前までは30件ほどが軒を連ねるほどの地域で、鰹節の有数の生産地でした。鰹節の文化が時代の流れとともに無くなってしまわないように、まずは鰹節作りを通じて社会に貢献したいと考えています。美味しいものは意外とシンプルで、素材同志の味を引き出したり掛け合わせたりするだけでとても美味しいものができます。素材本来の味が美味しいと感じられるような活動をしていきたいです。