■ 白玉糖ミルクバター / 丹精込めたおいしさ 芸西村の皆さん
芸西村は高知県東部に位置し、南は雄大な太平洋に面した場所です。
平野部では、1年を通じ温暖な気候と豊かな自然環境を生かした、300haものビニールハウスによる施設園芸が盛んで、ピーマンやナス、花卉栽培などの高知県屈指の園芸地帯となっています。
東西4kmに渡って続く琴が浜は、日本の白砂青松100選にも選定されている、美しい松原と砂浜の観光スポットとなっており、ここには太平洋と琴が浜を一望できる琴が浜野外劇場 (オープンステージ) が設置されて、平日休日を問わず多くの方がこのロケーションを楽しみに訪れています。
その他、桜のシーズンになると、椿寒桜、寒緋桜、大島桜、染井吉野、山桜などの桜が楽しめる桜が丘公園や、琴が浜の近くにある地場産品直売所・かっぱ市があり、かっぱ市は朝どれの新鮮な野菜やフルーツ、花卉から鮮魚までが並ぶ、観光客や地元の人で賑わう人気店となっています。

集落活動センターげいせいのメンバー一同より
白玉糖ミルクバターの紹介とこれからの活動について
白玉糖の原料となるサトウキビは、集落活動センターげいせいのメンバー43名が草引き、日照りの際の水かけなどをしながら栽培しています。収穫作業は12月上旬に行われ、収穫した翌日の早朝3時から夜は10時までかけて、芸西村に江戸時代から伝わるという秘伝の製法によって白玉糖 (黒砂糖) の精製作業が行われます。原料の栽培から精製まで、丹精込めて手作りされる白玉糖は、優しいベージュの色合いで口どけがよく、上品な味に仕上がっています。
この完全手作りの白玉糖を使ってできたのが「白玉糖ミルクバター」です。白玉糖の風味を最大限に生かしながら、配合するバターにもこだわりました。北海道産の四つ葉バターを使用し、少しの熱でパンになじむよう工夫したり、甘さが後味に残らないようにすることで、もう1つパンを食べたくなる味に仕上げています。
食パンの他、塩パンではより甘みが引き立てられますし、クラッカーやホットケーキなどに使っていただいても美味しく召し上がれます。一番人気の白玉糖ミルクバターを是非ご賞味いただきますようお願い申し上げます。
現在は地元のかっぱ市、土佐ロイヤルホテル、竜馬空港、県庁の生協と東京にあるアンテナショップ・まるごと高知で販売している他、更なる販路拡大を目指して詰め合わせのセットをふるさと納税にも掲載しています。
小さな加工場で女性を中心に週3~4日の活動をしており、ミルクバターの他にも白玉糖を使ったクッキーや半熟カステラ、チーズケーキを作っています。美味しい商品をいつでも出荷できる体制を維持できるよう、今後は村内外から活動に参加していただける方を募って活動の幅を広げていき、更なる新商品開発に取り組んでいきたいと考えています。
芸西村の方が「うちのお土産」と自信を持って手土産にできるような、芸西村を代表する商品になるようこれからより一層頑張って参ります。